ビルドとデバッグ

ここでは、ソースコードのビルドとデバッグ方法について説明します。

開発環境

Microsoft Windows 10 Pro 64bit
Microsoft Visual Studio Community 2017

ビルド

特に必要な物はありません。
Visual Studioで、ソリューションを開いてビルドするだけです。

ダウンロードしたファイルを解凍する前に、ファイルのプロパティを表示して、「ブロックの解除」を行ってください。やらないと、Visual Studioで警告が出ます。

ソースコードの解凍先が「C:\project\TvmaidMAYA」以外の場合は、使用してるライブラリ(DLL)のパスを修正する必要があります。

Tvmaid、Maidbar、Timekeeperの各プロジェクトで、「DynamicJson.dll」「System.Data.SQLite.dll(こちらはTvmaidプロジェクトのみ)」の参照を一度削除してから、参照先を「(ソースコードのフォルダ)\lib」内のDLLに再設定してください。

フォルダ

bin 実行ファイル出力フォルダ(ビルドすると作成される)
icon アイコン
lib ライブラリ
etc デフォルトの設定ファイル、html、スクリプト等
Maidbar メイドバー
Timekeeper タイムキーパー
Tvmaid Tvmaid本体
TvmaidPlugin TVTest用プラグイン

デバッグ

準備

まずソリューションのビルドを行ってください。
bin\debugフォルダに、Tvmaidの実行環境を作ります。
(bin\debugフォルダを、リリース版のTvmaidと同じファイル構成にする)
具体的には、etcフォルダの中身をbin\debugにコピーします。

デバッグで使うTVTestを用意してください。
例えば、bin\debug\TVTestに設置します。

Tvmiadのデバッグ

Visual Studioで、普通にデバッグを開始してください。

メイドバーとタイムキーパーのデバッグ

これらは単独で実行できます。
Tvmaidは、エクスプローラで起動しておいてください。

TvmaidPluginのデバッグ

ビルドすると、TvmaidPlugin.tvtpはbin\debugフォルダに作成されます。

まず、エクスプローラからTvmaidを実行してください。
Tvmaidは起動時に、TvmaidPluginをTVTestのPluginsフォルダにコピーします。

それから、TvmaidPluginをデバッグ実行します。
実行ファイルはTVTest.exeを指定しておきます。
TVTestは、(bin\debugではなく)TVTest\PluginsフォルダのTvmaidPlugin.tvtpを読み込むわけですが、ちゃんとデバッグできます。

TvmaidPluginを修正した場合、そのままデバッグ開始してはいけません。
この時点では、bin\debug\TvmaidPlugin.tvtpと、TVTest\Plugins\TvmaidPlugin.tvtpは違うものだからです。
一度Tvmaidを終了して、再度起動してからTvmaidPluginのデバッグを開始してください。